海外デスクレポート

2024年4月25日

EP(Employment Pass : 就労ビザ)の給与水準の引き上げ (シンガポール)

EP(Employment Pass : 就労ビザ)の給与水準の引き上げ (シンガポール)

2024年34日、MOMMinistry of Manpower「人材開発省」)のタン大臣が、202511日より、EPEmployment Pass:就労ビザ)を発行するための要件の1つである最低月額給与の引き上げを発表しました。

最低額は、5,600SGDからとなり、最大は、金融セクターの11,800SGDに変更されます。

 

(1) 全てのセクター(金融セクター以外)

【単位:SGD】

年齢 現行 2025年
1月1日以降
23歳以下 5,000 5,600
24 5,250 5,832
25 5,500 6,064
26 5,750 6,295
27 6,000 6,527
28 6,250 6,759
29 6,500 6,991
30 6,750 7,223
31 7,000 7,455
32 7,250 7,686
33 7,500 7,918
34 7,750 8,150
35 8,000 8,382
36 8,250 8,614
37 8,500 8,845
38 8,750 9,077
39 9,000 9,309
40 9,250 9,541
41 9,500 9,773
42 9,750 10,005
43 10,000 10,236
44 10,250 10,468
45歳以上 10,500 10,700

 

(2) 金融セクター

【単位:SGD】

年齢 現行 2025年
1月1日以降
23歳以下 5,500 6,200
24 5,773 6,455
25 6,045 6,709
26 6,318 6,964
27 6,591 7,218
28 6,864 7,473
29 7,136 7,727
30 7,409 7,982
31 7,682 8,236
32 7,955 8,491
33 8,227 8,745
34 8,500 9,000
35 8,773 9,255
36 9,045 9,509
37 9,318 9,764
38 9,591 10,018
39 9,864 10,273
40 10,136 10,527
41 10,409 10,782
42 10,682 11,036
43 10,955 11,291
44 11,227 11,545
45歳以上 11,500 11,800

 

EP(Employment Pass:就労ビザ)を取得する場合、上記の月額給与要件に加え、Compass制度(申請者と企業を項目別にポイントで評価)による要件を満たす必要があるため、EPの取得を検討する場合は、各種要件を満たし、計画的に取得することが肝要となります。

 

 


  • 記載された内容は執筆者個人の見解であり、当税理士法人の見解ではないことをご了承ください。
  • 本記事の内容は一般的な情報提供であり、具体的な税務・会計アドバイスを含むものではありません。
  • 税制改正により、記載の内容と異なる取扱いになる可能性がありますことをご了承ください。
  • 五味 拓也

    この記事の著者

    五味 拓也
    税理士法人山田&パートナーズ
    海外事業部 税理士

    2017年税理士法人山田&パートナーズに入所。大手金融機関への出向後、2022年よりシンガポールに駐在。 現在、シンガポールにおける税務・会計に関するサービスに従事している。 主な対応可能業務は会計税務顧問、進出支援などである。
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