国税庁は、ホームページに「令和3年度におけるe-Taxの利用状況等について」を公表しました。e-Taxとは、インターネットで国税に関する申告や納税、申請・届出などの手続ができるシステムです。このe-Taxの令和3年度の利用状況を見ると、利用合計数は4,243万2,458件と前年度より6.9%増加しました。
手続別の利用合計数は、所得税の申告1,529万1,265件(前年度比+7.5%)、法人税の申告256万8,391件(同比+5.9%)と、いずれも前年度と比べて増加しています。令和2年度にe-Taxにより申告が出来るようになった相続税は前年度比+92.7%増の4万4,035件となりました。
利用率を見ると、所得税の申告59.2%(前年度比+4.ポイント)、法人税の申告87.9%(同比+1.2ポイント)、相続税の申告23.4%(同比+9ポイント)となっています。国税庁では、e-Taxの利用率は順調に増加しているとして、令和5年度末のオンライン利用率目標の達成に向けて、更なる向上を目指しているようです。
e-Tax 利用率の推移
特に、所得税の申告については、法人税の申告と比べると利用率が低くなる傾向にあるため、「
国税庁ホームページでの所得税等の申告書等作成・e-Taxがますます便利に!」をホームページに掲載し、e-Taxによる申告の普及を図っています。