執筆:台湾担当
台湾は、戦後世界市場向け工業製品の生産・輸出基地として急速な経済成長を遂げましたが、1990年代のIT産業の発展・輸出の拡大、そして2000年代以降における「二兆双星」と呼ばれる半導体、ディスプレー、デジタルコンテンツ及びバイオテクノロジーの4つの産業を推進する政策実施により、電子部品・精密機器分野は台湾経済を支える主要産業の一つとして成長しています。
OEM産業、電子産業が注目されている台湾ですが、昨今ではサービス産業、飲食産業の進出も著しく、多くの日系企業が進出しています。また現行の外資規制制度において、外国資本100%出資による法人設立が認められており、法人役員も全員を外国人する設立が認められています。税制面を見てみても、法人税17%、消費税5%と他の諸外国に比較して、外国企業の投資環境として有利であると言えます。
基礎情報
・ 基礎情報
台湾の正式名称は中華民国と言い、人口は2300万人、面積は約3万6千㎢です。イメージとしては、九州より少し小さな面積の島国と考えて頂くと分かりやすいと思います。