国税庁はホームページに「平成28年分の相続税の申告の状況について」を公表しました。平成28年分の相続税の課税割合は、8.1%と前年から0.1ポイント増加しています。前年から引き続き、高い水準となっています。
相続税の課税対象者数は約10万6千人と増加(前年比+3.3%)し、1人当たりの税額は1,764万円と前年と比べると微増しています。相続財産の内訳を構成比でみると、「土地」38.0%、「現金・預貯金等」31.2%、「有価証券」14.4%、「その他」10.9%、「家屋」5.5%となり、前年と比べると「現金・預貯金等」が0.5ポイント増加し、平成に入ってから最高の構成比となりました。
国税局ごとの相続税課税割合は、以下のとおりです。東京と名古屋の割合の高さが目立ちますが、前年と比べて大きな増減のある地域はないようです。