金融庁は、ホームページに「NISA口座・ジュニアNISA口座の利用状況調査」を発表しました。この調査結果によると、2018年1月に開始した「つみたてNISA」の口座数は、2019年6月末時点で約147万口座に達しています。「一般NISA」の口座数は同時点で約1,162万口座となっています。
本年3月末時点からのNISA(一般・つみたて)総口座数の増加をみると、2.1%増加しました。つみたてNISAの口座数が15.4%増加していることから、つみたてNISA口座数が増加した影響が大きいようです。
年代別にみると、一般NISAの口座開設者は50代から70代が多く、全体の60.6%を占めています。一方、つみたてNISAでは、20代から40代が約67%を占めており、一般NISAと比べると若年層が多いのが特徴です。
商品別買付額の割合をみると、自由度が高い一般NISAでは投資信託が56.9%、上場株式が40.5%になっています。つみたてNISAでは、制度の設計上、ほぼ投資信託となりますが、そのうち、インデックス投信(市場の株価指数に連動した運用成績を目指す投資信託)が71.6%となっています。つみたてNISAの口座開設者は、より長期間運用に適した資産運用を選択する傾向にあるようです。