国税庁はホームページに「令和2年分 相続税の申告事績の概要」を公表しました。令和2年分の相続税の課税割合は8.8%と、前年から約0.4ポイント増加して、引き続き高い水準となっています。
相続税の課税対象者数は約12万人と増加(前年比+4.4%)し、1人当たりの税額も1,737万円と前年と比べると1.4%増加しています。相続財産の内訳を構成比でみると、「土地」34.7%、「現金・預貯金等」33.9%、「有価証券」14.8%、「その他」11.3%、「家屋」5.3%となり、前年と比べると「現金・預貯金等」が0.2ポイント増加し、平成以後、最高の構成比となりました。
国税局ごとの相続税課税割合は、以下のとおりです。前年と比べると、全国で増加しています。