税のトピックス

2022年6月13日

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政府、「骨太方針2022」を公表

政府、「骨太方針2022」を公表

政府は、「経済財政運営と改革の基本方針2022新しい資本主義へ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太方針2020)を閣議決定し、公表しました。

骨太方針は、経済財政諮問会議がまとめる「経済財政運営と改革の基本方針」の略称です。例年、来年度予算案作りに着手する前の6月に閣議決定されます。

 

「経済財政運営と改革の基本方針2022」

第1章我が国を取り巻く環境変化と日本経済

第2章新しい資本主義に向けた改革

第3章内外の環境変化への対応

第4章中長期の経済財政運営

第5章当面の経済財政運営と令和5年度予算編成に向けた考え方

 

本基本方針では、「新しい資本主義」を起動し、自身の資本主義をバージョンアップすることにより、自由で公正な経済体制を一層強化していく方針を打ち出しています。具体的には、下記のような方針、方向性、考え方です。

 

◆ 当面の難局を乗り越えるためのマクロ経済運営の方針を示す。

成長と分配をともに高める「人への投資」を始め、「新しい資本主義」の実現に向けた重点投資分野についての官民連携投資の基本方針を示す。

◆ 新しい資本主義が目指す民間の力を活用した社会課題解決に向けた取組や多様性に富んだ包摂社会の実現、一極集中から多極化した社会をつくり地域を活性化する改革の方向性を示す。

◆ 世界に開かれた貿易・投資立国であることをこれからも維持しつつ、国際環境の変化に応じた戦略的な外交・安全保障や同志国との連携強化、経済安全保障等についての方向性を示す。

◆ 強靱で持続可能な経済社会に向けた防災・減災、国土強靱化の推進や東日本大震災等からの復興、国民生活の安全・安心に向けた基本的な方針を示す。

◆ これらの政策遂行の基盤となる強固で持続可能な経済・財政・社会保障制度の構築に向けた経済・財政一体改革の取組方針を示し、短期と中長期の整合性を確保した経済財政運営の方針と令和5年度予算編成の考え方を提示する。

 

この中でも特に「新しい資本主義」の実現に向けた重点投資分野からは、岸田内閣の経済財政運営と改革の全体像がうかがえます。

(1)人への投資と分配

(2)科学技術・イノベーションへの投資

(3)スタートアップ(新規創業)への投資

(4)グリーントランスフォーメーション(GX)への投資

(5)デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資

 


出典:「経済財政運営と改革の基本方針2022」(概要)

 

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