国税庁は、ホームページに令和4年度分e-Taxの利用状況を公表しました。令和4年度では、オンライン( e-Tax)の利用件数が多くの項目で増加したため、総利用件数は前年度比8.8%増の約6,371万件となり、過去最高となりました。
税目ごとにみると、所得税が最も多く1,745万3,797件(対前年度比+2.1%)、消費税283万5,270件(同比△2.7%)、法人税270万5,404件(同比+5.3%)となっています。令和元年10月からe-Taxが可能となった相続税は6万1,195件(同比+39.0%)でした。
令和3年度のe-Tax利用率はまだ公表されていませんが、過年度の利用率を見ると、毎年上昇しています。
電子申告をする際、 別途郵送や税務署の窓口で書面により提出する必要がある添付書類について、書面による提出に代えてイメージデータ(PDF形式)により提出することができますが、その1回あたりの送信容量が、令和5年5月より最大8.0MBから14.0MBに拡大されました。
国税庁では、デジタルガバメントの実現に向けた政府全体の方針に基づき、 e-Tax の利用目標を設定し、 利用拡大に取り組んでいます。
国税庁では、利用率目標を、令和5年度までに法人税申告 90%、相続税申告 40%、令和4年度までに所得税申告 65%としています。所得税申告については、令和5年度目標を令和4年度に前倒して達成できるように取り組んでいます。
e-Tax利用率 は、さらに上昇しそうです。