国税庁は、ホームページに「令和5年度におけるオンライン(e-Tax)手続の利用状況等について」を公表しました。e-Taxとは、インターネットで国税に関する申告や納税、申請・届出などの手続ができるシステムです。このe-Taxの令和5年度の利用状況を見ると、利用合計数は4,913万5,734件と前年度より5.3%増加しました。
手続別の利用合計数は、所得税の申告1,839万4,172件(前年度比+8.7%)、法人税の申告267万4,623件(同比+3.6%)と、いずれも前年度と比べて増加しています。令和2年度にe-Taxにより申告が出来るようになった相続税は前年度比+38.7%増の8万4,877件となりました。
利用率を見ると、所得税の申告69.3%(前年度比+3.6ポイント)、法人税の申告86.2%(同比+1.3ポイント)、相続税の申告37.1%(同比+7.6ポイント)となっています。
e-Tax 利用率の推移
出典:国税庁「令和5年度におけるオンライン(e-Tax)手続の利用状況等について」
e-Taxの利用拡大に向け、国税庁は、下記取組を実施する予定です。
出典:国税庁「令和5年度におけるオンライン(e-Tax)手続の利用状況等について」
国税庁では、e-Taxの利用率は順調に増加しているとして、令和8年度末のオンライン利用率目標の達成に向けて、更なる向上を目指しているようです。