東京都渋谷区と岐阜県岐阜市で、平成29年度のふるさと納税寄付者に対して、税額控除の適用を忘れるミスがあったという報道がありました。渋谷区では4,278人、岐阜市では1,255人に対して適用漏れがあったそうです。
ふるさと納税とは、出身地や応援したい市区町村などの地方自治体へ寄付をした場合、2千円を超える部分について、一定の限度額まで、所得税・個人住民税から全額が控除され、結果的に「ふるさと」へ納税したことになる制度です。寄付先の自治体から特産品などの返礼品が送られる場合もあり、人気が高まっています。
ふるさと納税後、所得税・個人住民税から控除を受けるためには、原則として確定申告をする必要がありますが、一定の要件を満たすと確定申告が不要となる「ワンストップ特例」という制度があります。今回、ふるさと納税の控除ミスが起きたのは、このワンストップ特例の利用者ということです。
ふるさと納税をされた方は、念のため、ご自身の住民税税額決定通知書を確認された方が安心です。