国税庁は、ホームページに更新している「適格請求書発行事業者の登録件数及び登録通知時期の目安について」を更新しました。
適格請求書(インボイス)の発行事業者となるためには、事前に登録が必要です。制度が開始された10月1日前に登録を申請する件数が増加し。9月30日付で、申請件数約425万件、登録件数約378万件となっています。
出典:国税庁「適格請求書発行事業者の登録件数及び登録通知時期の目安について」
登録申請書を提出してから登録通知が届くまでの標準的な期間は、e-Tax提出の場合、書面提出の場合ともに約1か月となっています。
10月1日までに登録番号が通知されなくても、9月30日までに登録申請手続きを行っていれば、10月1日から登録を受けたものとみなされます。その場合の売手及び買手の対応については、先日ご紹介した通りです。
参考:税のトピックス「インボイスの申請件数、約388万件に」2023.9.19
取引先から受領した請求書等に記入されている登録番号が正しいかどうかは、「適格請求書発行事業者公表サイト」から検索することができます。当サイトでは登録番号を基に、適格請求書発行事業者の氏名・名称や登録年月日などの公表情報を確認することが可能です。
検索を行った結果、該当する公表情報がない場合には、請求書等に記載された登録番号が誤っている可能性などがありますので、先方への確認が必要となります。
なお当サイトは、請求書等に記載されている番号が「登録番号」として有効なものかを確認することを目的としているため、登録番号以外による検索はできません。取引を始める前に先方が登録事業者であるかどうかを検索したくても、番号がわからないと検索ができませんのでご注意ください。
※ 法人の登録番号は、数字13桁の法人番号の頭に「T」をつけたものと決められているので、法人番号がわかれば(不明な場合は国税庁「法人番号公表サイト」より検索可)、「登録番号」から検索することができます。